生活リズムを整える「起床」

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不適切な養育環境で育った人が、ストレスから/親からの強要で/親から何も教えてもらえずに/生き延びるために、といったやむを得ない理由から生活リズムが崩れてしまっていることは珍しくありません。

一つずつ、無理のないペースで、無理のない範囲で、改善していければ嬉しいです。

目次

生活リズムとは

最初に生活リズムとは何かについて書いておきます。

生活リズムとは、「日の出とともに目覚め、日中は活動し、日が沈めば休む。」といったように自然界の昼夜の入れ替わりに従い、睡眠と活動のリズムを繰り返して、毎日の生活を送ることです。

生活リズムの裏には、生体リズム(ホルモンの分泌、体温の変化、消化器系の活動、大脳の働き)があり、生活リズムを根幹から支えています。

互いのリズムを改善すれば、好循環に身体は生きやすくなっていき、逆にリズムのどこかに不調が起き、それを放っておくと、負のスパイラル的に身体は生きにくくなっていきます。

被虐者は幼いころから生活リズムが乱れており、それゆえに生体リズムが崩れ、心身ともに大変な生きづらさを抱えている場合が多いです。

生活リズムは日々の積み重ねですから、1日で変わるものではありません。しかし、その「1日」を大切に、ゆっくりとリズムを正していくことが何より重要になります。まずは、「起床」を整えることから始めていきましょう。

起床とは

「起床」はただ布団から起き上がるという単純な行動では語れないほど、実は非常に大切な役割を担っています。起床には、眠っていた身体から気持ちよく目覚め、身体スイッチをONにするという目的があります。この起床がうまくいくと、身体は覚醒し、徐々に身体の調子が上がり、心肺機能や筋力が高まり、意欲的に動くことができるようになっていきます。

ではここからは、生活リズムを整えるために、目が覚めてから行ってほしいことを順番に書いていきます。

生活リズムを整える「起床編」

①布団の中でストレッチ

目が覚めたら、ゴロンゴロンと寝返りを打つことから始め、腰をひねる、腕を伸ばす、肩を叩くようなマッサージなど自分にとって心地よい動きであれば、正直言って何でも良いのですが、思いつかない場合は以下の動画にあるようなストレッチを参考にしてみてください。自分が心地よいと感じる範囲で大丈夫です。

②カーテンを開けて日光を浴びる

ストレッチで身体が少し心地良くなるのを感じたら、ゆっくりと起き上がりましょう。

カーテンを開けて日の光を浴びます。日光を浴びると、身体が「朝を迎えた」ことを感じることができ、身体の目覚めスイッチがONになります。

寝室に日光が入らなければ、別の部屋の窓から日光を浴びましょう。

日光は睡眠中は逆に当たらない方がよく眠れるため、寝室は遮光カーテンがあるとよいです。

③コップ一杯の水を飲む

冷たすぎないお水(基本水道水でOKです)を一杯コップに注ぎ、飲みましょう。消化器官に、朝が来たことを知らせます。これは、⑤にも書く、排泄をスムーズにさせる効果もあります。

起床後は口内をより清潔にするために、一度口をゆすいでから飲むと、よりGOODです。

④朝食を取る

一気に難易度が上がってしまいすみません。無理のないペース、無理のない量で大丈夫です。手作りじゃなくても大丈夫です。

バナナ、インスタントのお味噌汁、目玉焼き、納豆、プチトマト、ヨーグルト、小魚といった比較的準備の手間が少ないものを、まずは一つから、少量ずつでもいいので、食べていきましょう。毎日が無理なら、まずは1日おきでもいいし、食べる物は毎日同じでも大丈夫です。

朝食に向いている食材です。ほぼ理想なので参考程度で大丈夫です↓

https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/exp/diagnosis/tyousyoku/

⑤トイレに行く

朝の、特に朝食後は、最も排泄しやすい時間帯です。排泄は生体リズムを整えるのに大変重要になります。朝は、尿意や便意を感じたら我慢せずにトイレに行きましょう。

また、感じない場合は、それでもトイレに行き、2-3分座り、排泄習慣を作りましょう。①から④を繰り返していれば、朝、排泄できるリズムを整えましょう。

終わりに

いかがでしたでしょうか。鬱病を抱えている場合は、かなり難易度の高いものも含まれています。

そうでなくとも生き物には、これまでに慣れ親しんだ習慣を変えることを嫌がる習性があります。上記で書いたことがすぐにできない、すぐには変えられないのは生物として普通ですから、大丈夫です。焦らず、少しずつ、「心地の良い朝」を手に入れていきましょう。

最後までブログをお読み頂き、本当にありがとうございます。もし少しでも参考になったと思っていただけた場合は、バナーをクリック頂けると、ブログ更新の励みになります。では、また次回の記事でお会いしましょう。

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