私たちのブログに足を止めてくださり、ありがとうございます。
記事を読み進めていただく前に、どうしてもお伝えしておきたいことがあります。
それは、このブログが存在する理由と、読む上での「大切なお願い」です。
決して「綺麗事」では済まされない領域について
本ブログでは、「軽度知的障がい」や「境界知能(グレーゾーン)」という言葉を用い、親子関係の問題に深く、そして厳しく言及します。
最初に申し上げておかなければならないのは、これらが決して「ポジティブな文脈」では語られないということです。
もし、あなたが障がいをお持ちであったり、ご家族にいらっしゃる場合は、非常に厳しく、辛い内容が含まれることを予めご了承ください。
これらは非常に繊細なテーマであり、解釈を一歩間違えれば、差別や偏見を助長する危険性をはらんでいます。
そのため、どうか「冷静な論理」と「建設的な意志」を持って読み進めてください。
ここで得た知識を、誰かを攻撃する刃にするのではなく、「自分と向き合うため」・「苦しみを手放すため」の守りの盾として使ってください。
なぜ、あえて「タブー」に触れるのか
私たち自身、「この表現で良いのだろうか」と常に葛藤し、緊張感を持って執筆しています。 それでも、書くことを止めないのには理由があります。
それは、「加害者の知能の問題」という真実を直視しなければ、あなたが苦しみから抜け出せないからです。
親の不可解な行動の原因を知らなければ、あなたが抱え続けてきた「自分が悪かったせいだ」という誤解を、永遠に解くことができないからです。
本来であれば、虐待を受けた子供たちは早期に保護され、温かく揺るぎない居場所を与えられるべきでした。
しかし、残念ながら今の日本には、すべての子供を救い上げるだけの社会的な受け皿が足りていません。
「守られるべきだったのに、守り切れなかった」
そんな過酷な環境の中で、あなたはたった一人で戦い、今日まで生き延びてこられました。
社会が変わるのを待っていては、あなたの人生が間に合いません。
また、虐待サバイバーの方が正しい治療の場に繋がるまでに、大変長い月日がかかることは決して珍しくありません。
成人しても尚、自分を責め続ける過酷な状況が続き、治療の場に来れたのは40代、50代、それ以上かかる方もいらっしゃいます。
「虐待死してしまった子供たち」と比べて、「自分が受けたものなど虐待とは到底言えないだろう。被害者意識もいいところだ。」「親への反逆だ。なんて親不孝な考え方だ」と自分の受けた被害を過小評価する方も多いです。
だからこそ私たちは、虐待サバイバーの方が一日でも早く、心身の治療を開始すべき状況なのだということに気付いてほしいのです。
支援者の方へ
もしこれを読んでくださる方の中に、虐待の最前線で戦う支援者の方がいらっしゃるのなら、お伝えしたいことがあります。
親の「知能の問題」を考慮に入れず、教科書通りの「一般的な家庭支援」を行うことは、大変危険です。
「家族を修復させたい」という善意が、知識不足ゆえにかえって当事者を追い詰め、最悪の事態を招くトリガーになり得るからです。
どうか、表面的な事象だけでなく、その裏にある「特性」を客観的に理解してください。
本ブログが目指すもの
これから記していく内容には、賛否両論あるかと思います。
しかし、私たちは信じています。
子供の頃には知る由もなかった「加害者※」の正体を知り、自分が置かれていた過酷な状況を、安全な場所で客観的に理解すること。
これこそが、あなたが「被害者意識」ではなく「事実」として過去を受け入れ、未来へ歩き出すための確かな一歩となると信じています。
(※本ブログ内では主に実母を前提として記載する場合が多いですが、実父、養父母、祖父母、兄弟等が加害者となるケースも含みます。)
このブログは、そのための「地図」です。
これ以上、迷わなくていいように。
もう二度と、自分を責めなくていいように。
長期的な更新となりますが、どうか上記ご理解の上、お付き合いいただけると幸いです。
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