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この記事では、「軽度知的障がい」や「境界知能(ボーダー)」等への言及があります。
最初に申し上げなければいけないのが、決して良い意味での言及にはならないということです。いわゆるタブーにも触れており、親しい人が上記の知能をお持ちの場合の方にとっては、非常に厳しい内容が含まれていると思います。
また、親しい人にそういった方がいらっしゃらない場合でも、嫌悪感を抱かせたり、差別意識を植え付けてしまう可能性もはらんでいます。「相模原障害者施設殺傷事件」もまだ記憶に新しい非常にセンシティブな分野であり、障がいに対する高いリテラシーが必要となる内容です。ここで得た知識を差別に結び付けるのではなく、「では、どうすればいいのか?」と建設的に考える意志が必要です。上記のこと、また下記に書くことをご承知の上で読み進めて頂けるようお願い致します。
筆者は「この表現でいいのだろうか」と常に緊張しながらも、記事を書き進めることを止めません。
なぜなら、「児童虐待」と「軽度知的障がいや境界知能」との関係を明らかにしなければ、
例えばあなたが児童虐待の全線で戦う方だとしたら、この両者の関係を理解せずに対応に当たってしまうと、最悪の場合は子供の死を招いてしまうことさえあるからです。知識なしの「助けたい」という気持ちが、かえって子どもたちの首を絞めてしまうのが、児童虐待問題の恐ろしくも、難解な点です。
子どもたちが本当の意味で救われるためには、早期に保護をされ、主に特別養子縁組によって温かく、そして揺るがない家庭を一人一人に与えてあげることが必要です。
しかし残念ながら、今の日本では、それを実施しようとする政治的な意志も、判断力も、行動力もまるでありません。惨い虐待死事件が起きる度に、後手後手になっていた対策や予算が「ほんの少し」検討されるだけ。殺されてから「保護すべきだった!」と高らかに声があがりますが、実際殺されていなければ、一時保護施設というまるで刑務所のような環境に子供たちを閉じ込め、里親も特別養子縁組も圧倒的に数が少なく、結局は根本的な解決がされないまま親元に返されるのが現状です。
理想とは程遠いですが、今の日本には
「虐待親の元で、可能な限りまともな大人の支援を得ながらどうにか子供時代を生き延びて、1日でも早く親元を離れ、早く心身の治療を開始すること」が現実的です。
これから記事にしていくことには賛否両論あるかと思いますが、
大切なのは、これらの知能を持つ方の特性を客観的に理解し、それらの特性に対して周囲の人や支援者は、何をできるのか、つまり、子供たちが虐待親の元でも可能な限りQOLを維持して生き延びるにはどうすればいいのかということです。
その答えを得るために、このブログが少しでも皆さまのお役に立てばと思います。
児童虐待が身近でない人にとっても、人間関係のトラブルにご関心がある場合に知っておいた方が良いことも書いていくつもりです。
長期的な更新になるかと思いますが、宜しければお付き合いください。
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