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今日はとあるタイプの2人組について書こうと思います。
いろいろな二人組
世の中には色々な2人組がいます。
面白くてボケとツッコミが絶妙な2人。
ピッチャーとキャッチャーで信頼し合う2人。
彼らはコンビの相方といった感じでしょうか。
共通点が多くて意気投合した2人。
美男美女なカップル。
彼らは似た者同士の2人組ですね。
せっかちな彼とのんびりな彼女のカップル。
ノッポとチビな凸凹コンビ。
大人しくて優しい兄と喧嘩っ早い妹。
こちらは正反対な2人組です。
正反対の2人組なのに、とても仲が良いコンビは多いもので、見ると微笑ましくなります。
二人組というのは波長が合うと、とても居心地がよく、2人の間の信頼関係を固めていくものです。
しかし、世の中には出会うべきでなかった正反対の二人組も少なからずいて、世間に紛れています。
世間に紛れる不健全な二人組
それは磁石に吸い付けられるようにお互いを引きつけて離しません。
あるいはアリ地獄に、ハナから致命傷を負っている生物が足を滑らせて二度と這い上がれないような関係。
支配する者と支配される者の関係です。
そんな彼らも出会ったその日に、そのような関係になった訳ではありません。
支配する者は、誰が自分の支配につく人間か、直感的に目星を付け、定まった時にはじわじわと切れぬ糸を紡いでいきます。
蟻地獄の中へ
支配されゆく人は
支配者に出会った当初に受けた 優しくされた、助けてもらったという 微かな思い出を甘い罠と気づかず
頼られている、必要とされている、役に立っている と喜び
あるいは 自分だけはその人物の味方でいてあげなければ
あの人だけは自分の理解者などと 錯覚してしまいます。
そうして仕向けられるがままに、蟻地獄の中へと迷い込み、足を踏み入れていく。
それに反比例するように、周りにいた良心的な人たちや、普通の人たちに敬遠され、更に孤立化していきます。
上記のように、周囲にその異様で不健全な関係を知られている場合もあれば、不運な事に全く知られていない場合もあります。
いずれにせよ、誰にも邪魔されない二人だけの空気で、お互いの主従関係はより強くなり
本人がその関係の不健全性に気づけたとしてもそう容易くは振り払えない状態に陥ってしまうのです。
支配される側に陥りやすい人
支配されやすい人というのは、児童虐待を受けてきた人たちに代表されるような、安心を知らない人、逃げ場のない人達などといった社会的弱者です。
彼らは人間関係でもともと孤立しているか、その傾向にあることが多く
「あの人とは距離を置いた方がいいんじゃない?」とアドバイスをくれるような人が周りにいないことも珍しくありません。
普通の人は、相手の人となりが分かるまでは基本的に一定の、差しさわりのない距離を置いて接します。
最初は普通に見えるような相手でも、立ち入った話をしたときにどこか違和感のある返答が返ってきて、支配する者の不穏な空気を察知すれば、親しくならないように予防線を張り、フェイドアウトしていきます。
ヤバそうな人、トラブルメーカーになりそうな人には近づかない。
普通の親元に育った人であれば人類共通で分かっていることです。
しかし虐待を受けて育った人のように、慢性的に不当な扱いを受けていた人がそれを察知し、危険から身を守ることは難易度高めです。
なぜなら人から不当な扱いを受けてもそれが不当だと気づけなかったり、我慢してしまうからです。
あるいは親からの洗脳で他人に嫌われることを過度に恐れ、どんなに嫌なことでも受け入れてしまうということもあります。
支配者に立ちやすい人
支配者と言えば「カネ持ち」「権力のある人」「最難関の国家資格を持つような知能犯」など、社会的な強者をイメージする人が多いかもしれません。
しかしそのようは強者は、映画の世界で出てくるほど、実はその数は多くありません。
多いのはむしろ知的にグレーゾーンにいる「境界知能の人たち」です。
他にも統合失調症型障がい(=パーソナリティ障がい)などの精神疾患の方もいますが、医学的な統計で言えばやはり境界知能が数十倍多くなります。
アンタッチャブルな二人組
こうした支配関係にある2人組の関係を断たせようとしてくれる救世主は残念ながらそう多くはありません。
支配されている者の弱者具合が、見た目ですぐに分かるような人であれば、周囲の人の監視の目もあり、境界知能の人に利用されることから守れる場合もあります。
ただ、大半の場合はそうはなりません。なぜなら、境界知能の人たちも、被虐待者の人たちも、一見すると社会に普通に紛れているので、
「あの人、普通に感じのいい人だと思ったけど…そんなヤバい人なのかな?」
「知らないの?あの人、色んな噂あって、みんな近づかないようにしてるよ?」
「断れないのも悪いよね。」
「もう2人とも子供じゃないんだし、他人がわざわざ介入するまでもないんじゃない?変に巻き込まれても嫌だしさ…」
なんて言われて、「噂の2人」「アンタッチャブルな2人」と敬遠されてしまうのです。
行きつく先
周囲が手出しできないまま、支配が強固になると、支配者による要求は徐々にエスカレートしていきます。
仕事の押し付け、雑用が、金銭の要求なども始まり、弱音を握られると、それは更に加速して、その人の家族の中にも深く入り込んでいきます。
彼らが行きつく先は、詐欺や薬物などの犯罪行為の加担、宗教へ巨額のお金を費やさせたり、家族にも支配を広げてその人のパートナーに手を出したり、子ども虐待、高齢者虐待、自殺へ追いやるなど
起きたりします。
これらが事件となり、初めてその異様な関係が白昼のもとに晒されるまで、こうしたことは密室かそれに近いし場所で蔓延っています。
「洗脳されていた」「逆らえない状態だった」などと報じられる事件のなかには、
或いはそのような分析さえ報道されない事件の中に、
こうした二人組が決して低くない確率で紛れているのです。
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